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ACC/AHA
Guideline
2021

ACC/AHAガイドライン更新、CT+FFRCTが2aに

2014年以来、改定が待望された ACC(米国心臓病学会)および AHA(米国心臓協会)の「Evaluation and Diagnosis of Chest Pain (胸痛の評価と診断)」ガイドラインが発表され、ついにCT+FFRCTの活用が掲載、推奨となりました。 推奨の背景には、CT+FFRCTが他の非侵襲的な診断検査と比較して診断精度が高く1、長期的に良好な臨床成績をもたらし2、数多くの臨床研究のエビデンスによって証明されたことで2aとなりました3

改定のハイライト

新たに更新されたACC/AHAガイドラインは、欧州 (2019年ESCガイドライン)、英国 (2016年NICEガイドライン) 日本 (2019年JCSガイドライン)など、世界中でCT+FFRCTの活用の高まりを反映しており、冠動脈疾患(CAD)の診断と管理に革命をもたらすことが示唆されています。

ガイドラインのポイント:
CT+FFRCT はCADが明らかな方や疑いのある方に使用でき、医師は診断と血行再建の戦略を検討する事ができます。

心臓CT : Class 1A

CTはCADの症状を示す患者さんを評価する第一選択のツールとして使用可能な、レベルAのエビデンスを持つ、唯一のClass 1検査と評価されています。
ガイドラインでは「CTはCADの診断、リスク層別化、治療方針の決定に有効である」と述べており、核医学検査や負荷エコーなどの機能検査で結論が出なかった場合、血行再建術の戦略を検討する際にも適切な検査です。
CTの高い陰性的中率は、CADの可能性を除外するのに役立ちます5

FFRCT解析: Class 2a

FFRCTは、生理学的な虚血が不明なCAD患者さんに対し、更なる評価をサポートする検査としてガイドラインに掲載されています。
FFRCT解析は、狭窄度40-90%の冠動脈において、血管固有の虚血を非侵襲的に診断し、血行再建の意思決定に参考となる実用的な情報を提供可能で、高い診断性能と精度を持つ検査です2

インパクト

これまでに10万人以上の患者さんがFFRCT解析の恩恵を受けていますが、これは米国で冠動脈疾患(CAD)を患っている1,800万人以上の患者さんのほんの一部に過ぎません6。FFRCTを活用することで、CADの診断と管理からストレスを取り除き、心臓治療に革命を起こします。

患者さん

FFRCTによってCADが安全に除外されているか、CADが特定された場合に最適な治療を受けているか判断できるので、患者さんはストレスを感じることなく治療を受ける事ができます。

CT+FFRCT

  • 心臓の状態をより明確に把握
  • 患者さんにも分かりやすい検査結果
  • 追加検査を削減し、通院回数も削減
  • 追加検査に伴う被ばく量を削減

医師

解剖学的および生理学的にわかりやすい3Dモデルを活用することで、医師は適切な診断や治療戦略を立てることができます。

CT+FFRCT

  • 高い診断精度を実現2
  • 負荷試験で見逃される可能性のあるCADを診断2
  • 血行再建に至らない診断カテ―テル検査を低減7
  • 検査結果からCADの状態や重症度を把握

エビデンス

2021年ACC/AHAガイドラインは、非侵襲的な心臓検査の価値を示す広範なエビデンスに基づいて作成されています。 特にCT+FFRCTの長期的なメリットを証明しています:

患者および医療従事者の高い信頼
高い陰性的中率を持つCTで疾患を除外し、FFRCTは生理学的な虚血情報を提供することで、診断に必要な情報を提供します15, 16

患者さんの長期予後を改善
CTでCAD疑いの患者さんやCAD既知の患者さんを評価することで、長期的な予後が改善されます4

解剖学+生理学的情報
狭窄と虚血の知見から、治療に役立つ情報が得られるため、患者さんの予後改善に繋がります8

カテーテル室の効率改善
CT+FFRCTによりカテーテル室の効率化が進みます9

患者および医療従事者の高い信頼
高い陰性的中率を持つCTで疾患を除外し、FFRCTは生理学的な虚血情報を提供することで、診断に必要な情報を提供します15, 16。
患者さんの長期予後を改善
CTでCAD疑いの患者さんやCAD既知の患者さんを評価することで、長期的な予後が改善されます4。
解剖学+生理学的情報
狭窄と虚血の知見から、治療に役立つ情報が得られるため、患者さんの予後改善に繋がります8。
カテーテル室の効率改善
CT+FFRCTによりカテーテル室の効率化が進みます9。
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非侵襲心臓検査

患者さんに適した診断方法の選択は、必要な診断結果と検査が提供する情報によって異なります。下記の表より最適な検査を決定できます。

CT+FFRCT
SPECT 負荷心エコー 心臓CT ハートフローFFRCT
質問項目

冠動脈疾患の
有無を確認
O
O
O
O
血管のプラーク
の有無を確認
O
冠動脈の狭窄
の有無を確認
O
O
虚血
の有無を確認
O
O
O
機能的評価
の確認
O
 


診断精度*


感度: 0.42
特異度: 0.97
AUC: 0.792


感度: 0.77
特異度: 0.75
AUC: 0.7010


感度: 0.68
特異度: 0.83
AUC: 0.832


感度: 0.90
特異度: 0.86
AUC: 0.942




メリット2, 10-14


・特異度が高い
・標準的な検査法


・多くの施設で検査実施が可能
・放射線被ばくがない


・検査時間が短い
・解剖学的情報が得られる


・解剖学的情報と機能的情報を同時に得られる
・CTを基に解析するため、追加の検査は不要

* SPECT/冠動脈CT/FFRCTの虚血の診断性能を直接比較した結果

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ツール

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CT+FFRCTに関する情報について、以下の参考資料もご活用頂くことが可能です。

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0120-810-260

REFERENCES

  1. Gulati, et al. 2021 AHA/ACC/ASE/CHES/SAEM/SCCT/SCMR Guideline for the Evaluation & Diagnosis of Chest Pain. Circulation.
  2. Driessen, et al. J Am Coll Cardiol 2019. Norgaard, et al, Euro J Radiol 2015.
  3. Nørgaard, et al. J Am Coll Cardiol 2018. Ihdayhid, et al. Radiology 2019.
  4. Newby, et al. N Eng J Med 2018.
  5. Meijboom, et al. J Am Coll Cardiol 2008. Budoff, et al. J Am Coll Cardiol 2008. Miller, et al. N Engl J Med 2008.
  6. https://www.cdc.gov/heartdisease/facts.htm
  7. Douglas, et al. J Am Coll Cardiol 2016.
  8. Parikh, et al. J Am Coll Cardiol 2020.
  9. The FORECAST Trial, presented at TCT Connect 2020. Douglas, et al. NEJM 2015. Curzen, et al. JACC CV Imag 2016. Patel, et al. JACC CV Imag 2019. Newby, et al. N Engl J Med 2018. Douglas, et al. JACC 2016. Lu, et al. JACC CV Imag 2017.
  10. Danad, et al., Euro Heart J 2017.
  11. Melikian, et al. JACC: Cardiovasc Interv 2010; Jung, et al. Euro Heart J 2008. Koo, et al. J Am Coll; Cardiol 2011. Min, et al. JAMA 2012. Nørgaard, et al. J Am Coll Cardiol 2014.
  12. Patel, et al. J Am Coll Cardiol 2019.
  13. Stocker, et al. Euro Heart J 2018.
  14. Curzen, N.P., et al., J Am Coll Cardiol 2016. Newby D.E., et al. N Engl J Med 2018.
  15. Driessen, et al. J Am Coll Cardiol 2019.
  16. Finck, et al. JACC: Cardiovascular Imaging 2018

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HeartFlow FFRCT 分析は、有資格の臨床医による臨床的に安定した症状のある冠状動脈疾患患者への使用を目的とした個別化された心臓検査です。 HeartFlow Analysis によって提供される情報は、資格のある臨床医が患者の病歴、症状、その他の診断検査、および臨床医の専門的判断と組み合わせて使用​​することを目的としています。

ハートフロー分析に関する追加の適応情報については、次のサイトをご覧ください。www.heartflow.com/indications.

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The HeartFlow FFRCT Analysis is a personalized cardiac test indicated for use in clinically stable symptomatic patients with coronary artery disease by qualified clinicians. The information provided by the HeartFlow Analysis is intended to be used by qualified clinicians in conjunction with the patient’s history, symptoms, and other diagnostic tests, as well as the clinician’s professional judgement.

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Campbell Rogers, M.D., F.A.C.C.

Executive Vice President and Chief Medical Officer

Campbell brings a wealth of experience to HeartFlow, where he serves as the Chief Medical Officer. Prior to joining HeartFlow, he was the Chief Scientific Officer and Global Head of Research and Development at Cordis Corporation, Johnson & Johnson, where he was responsible for leading investments and research in cardiovascular devices. Prior to Cordis, he was Associate Professor of Medicine at Harvard Medical School and the Harvard-M.I.T. Division of Health Sciences and Technology, and Director of the Cardiac Catheterization and Experimental Cardiovascular Interventional Laboratories at Brigham and Women’s Hospital. He served as Principal Investigator for numerous interventional cardiology device, diagnostic, and pharmacology trials, is the author of numerous journal articles, chapters, and books in the area of coronary artery and other cardiovascular diseases, and was the recipient of research grant awards from the NIH and AHA.

He received his A.B. from Harvard College and his M.D. from Harvard Medical School.

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