症状や頻度には個人差があります。
症状がバラバラに起こることも、同時に起こることもあり、全ての症状が一斉に起こるわけではありません。
一般的な症状は次の通りです:
胸の痛みや不快な圧迫感
冠動脈が狭くなり一時的に心臓の筋肉へ血液が少なくなると、酸素や栄養不足から胸の痛みや圧迫感、締め付け感が生じます。急に激しい運動をした時や、強いストレスがかかると生じることがあります。症状は通常数分間続きますが、安静にしたり、薬(ニトログリセリン)の服用で緩和されますが、これらは心筋梗塞の前兆となることもあります。
片腕または両腕の痛みや違和感
胸の痛みや圧迫感に加えて、腕、背中、肩、首、顎などに痛みを感じることがあります。糖尿病やご高齢の方は痛みを感じにくくなっていることもあり、症状を見逃してしまうこともあります。
息切れ
作業や運動時の呼吸困難や異常な疲れを感じる場合、冠動脈が十分な血液を心臓の筋肉まで届けられていない可能性があります。